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2011年06月23日

「歌川国芳」

今年は歌川国芳没後150年ということで、幾つかの美術館で「歌川国芳展」が開催されています(浮世絵は版画なので、何枚も摺られているので、同時展示が可能です)。

巡回中の「没後150年 歌川国芳展」は大阪市立美術館で開催され、静岡市美術館を経て、暮れから来年にかけて東京でも森アーツギャラリーで開催される予定です。

原宿の太田記念美術館でも「国芳〜没後150年記念〜破天荒の浮世絵師」を6月より開催中です。こちらは前・後期に分かれており、前期は[豪快なる武者と妖怪]、後期(7月)は[遊び心と西洋の風]と国芳作品を二部構成に分け展示しています。

国芳の浮世絵は一般的な浮世絵とはかなり違い(私が思うに…ですが)、画面いっぱいに描かれている物が多く《物語性》があるように思います。初めて見た方は本当に浮世絵なの?と思われるに違いありません。躍動感たっぷりで、今にも画面から躍り出てきそうです。
何枚か浮世絵があったとすると、国芳画は割りとすぐ見つけられる気がします。

絵師の国芳はもとより、彫師・摺師の手間はどれほどだったんでしょう?!何色の色が入ってるのか…又、配色が図柄を際立って見せるように工夫されているような気がします。

以下に作品をパンフレットから紹介させていただきました。

☆「豪快なる武者と妖怪」

「武者絵」
・第1章 勇
豪傑水滸伝が9枚と、三枚続きの豪快な戦の図多数。三枚続きは隅々にまで気迫がみなぎっています。
「四条縄手の戦い」は何と六枚続き!六人の武者に四方八方から矢が飛んでくるのですが、一人一人の勇姿が見事です。


「八犬伝之内芳流閣」は、三枚の画面いっぱいに芳流閣の屋根が描かれ、そこで戦う図。遠近法と色の濃淡で芳流閣の屋根の大きさが想像出来るというもの。壮大なものです。
三枚続きで、中央に大きな図柄がドーンというのが、得意なようです。

・第2章 怪
よくぞ ここまで色々な妖怪を作り出せると思うほど
怪鳥・ヒヒ・落ちた雷(狼)・鰐鮫・蛇・コウモリ・土蜘蛛・猫・狐…等々の妖怪

「相馬の古内裏」では骸骨まで出てきます。それも、三枚続きの右半分に上から覆い被さるるように描かれています。

「宮本武蔵と巨鯨」「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」「鬼若丸大鯉退治」この3点は画面いっぱいに其々の巨魚が…

☆「役者絵・忠臣蔵」

・第3章 華
目を引いたのは
「しんば連 魚かし連 市川三升へ送之」この摺物は五代目市川海老蔵が、天保の改革のあおりを受け江戸十里四方追放となり、上方で舞台を勤めることに。その折、贔屓筋の新場連と魚河岸連より送られた記念の摺物。鯉をバックに鍾馗の幟が…凄い発想です。
「国芳芝居草稿」は、巻き紙 484.5cm いっぱいに、歌舞伎を中心とする舞台の登場人物のデッサン風の絵が描かれています。老眼の私の目では、しっかり一体一体がわからないほどなので、どれ程の数なのか…

前期を見終わり、後期はどんな?と想像が膨らみます。
でも、全く違う物が出てくるのでしょう。
楽しみです!!


k.k.


投稿者 Granma : 2011年06月23日 07:41

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