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2009年04月13日

ピーター・スミス展(墨アート)

昨年紹介したピータースミス展が又開催されました
3月30日から4月4日まで場所も同じく銀座のレトロな銀座一丁目画廊。
例のクラシックなエレベータが懐かしい昭和初期のビルです。
又、レトロっぽく写真を撮ってしまいました。

今回の作品は展示会場に合わせて、サイズは小さいのですがそれぞれインパクトの強いものばかり。以前に比べて更に絵画的デザイン性が増した気がします

ピーターさん自身は余り意識していないようですが、何年か続けて見にきているとそう感じました。もともと書というモノはそのもの自体がアート的なもの、ちょうど個展に行ったときも、背中に「走」という字そのものだけをデザインとして扱ったTシャツを着ている外国人に出会いました。ピーターさんと奥様と話をしたら、書はその「字」自体のデザイン性が面白くて、米国では抽象化しない「字」そのものがデザインとして「うける」ことが多いとか。昨年のニューヨークの個展でもそう感じたそうです。逆に、われわれも様々な場面で、英語やフランス語といった外国語の文字を、あまりデザインしていなくても「かっこいい」と思い取り入れているケースが多くあります。それを思うと、確かに人々は日常の中にある、子供の頃から見慣れたものより、スポーツイベントやタレントの影響もあり、英語などの外国語の文字、単語そのものが身の回りに多いことに改めて気づきます。

もちろん書道における「漢字」は、元々の文字自体が象形性を強く持つ。そしてひらがなやアルファベットにあたるもののように、組み合わせて文意を伝える、つまりコミュニケーションを実現する上でもっとも重要な、人同士がお互いの意思を伝えるという、重要な根源的な役割があります。
「墨アート」という表現で展開されるピーターさんの個展は、いつも言葉の大切さ、面白さ、美しさ、優しさなどを感じる、いや、普段あまりにも当たり前で忘れていることを考えさせられるひと時なのです。

                                                  山田広道

投稿者 Sunssons : 01:30 | コメント (0)