« サンズサンズ活動報告 | メイン | ベンチャーズファンの「いまさら聞けないよ」寄り道講座 »
2007年01月30日
●音楽を持ち歩きたい! ~60年代タイムトラベル寄り道
●「CASHB0X」「ビルボード」ランキング:トップテンが楽しみでした。
60年代、音楽を皆さんはどんなメディアで聴いていましたか?
45回転シングル盤や33回転LP盤と言われたレコード盤は黒いだけじゃなく「赤盤」「青盤」とかいったカラーレコードもありました。いまではレア物で貴重なものです。
当時はそのほかに「株式会社朝日ソノラマ」からソノシートといわれるビニールのレコードも普及していました。おそらくレコード会社との著作権等の問題でしょうが、記憶ではオリジナルではないけど、そのそっくり演奏が意外と楽しいものだったような気がします。
当時は、ビートルズはじめ「ミリオンセラー」という言葉が良く飛び交っていました。本当に!そんなに売れているのかと驚くこともありましたが・・・。それも洋楽の夢を育む要因のひとつでした。恐らくレコードが最も普及した時代でしょう。
でも、リアルタイムで音楽を聴ける中心的なメディアはラジオでした。「洋楽」では、特にアメリカの「Cash Box」とか「ビルボード」のランキングを皆、楽しみにしていました。そのなかでも小島正雄さんが、今で言うパーソナリティとして人気があった「9500万人のポピュラーリクエスト」、67年からスタートして、知らない人がいない、今でも知名度抜群の「オールナイトニッポン」、テレビでは「ザ・ヒットパレード」が音楽番組としては楽しかったけど、まだ高級な家具調のカバーが掛かり家庭の中に鎮座しておりました。
でも、皆、音楽を持ち歩きたい欲求は強く、「Cash Box」や「ビルボード」のランキングに入る曲はすぐに聴きたかったし、いつでも好きなグループが上位に上がったり下がったりするたびに一喜一憂していました。そのような日々刻々と伝えられるランキング情報を楽しみにしていたこともあり、携帯ラジオは自転車に乗っても必携でした。
携帯ラジオをはじめ、今で言う携帯型音楽プレイヤーの変遷について50年代を起点にすこし眺めてみます。
●音楽を持ち歩きたい!
個人音楽聴取は、まずラジオ⇒トランジスターラジオこれは携帯型音楽プレーヤの始まりか? レコード⇒プレーヤから個人使用のためにテープに録音するやり方。これには、大型オープンリールからポータブル・オープンテープコーダーまであります。当時「デンスケ」といわれたプロの記者が使用するようなものは、高値の花どころかわれわれには手に入りませんでした。でも徐々に普及型のポータブルなものが開発され、持ち運び可能なオーディオ「ラジカセ」の時代はこれからまだまだ先ですが磁気テープメディアの携帯化が始まりました。
オランダのPHILIPS社が1963年※に画期的な普及型の記録メディアを発表しました。そして世界中に普及。1980年代に入ると携帯型音楽プレーヤの基本「ウォークマン(SONYの登録商標)」に代表される、カセットによる再生機です。さらに1982年※にはソニーが開発したコンパクトディスクつまりCDがいよいよ登場です。この新しい銀色の円盤はレコードに変わって音楽市場を席捲することになります。さらに、技術の進化に加速がついているのか84年頃※には「ディスクマン」とよばれる、「CDウォークマン」が発売されますが、音とびが少ないなど、機能を別にすれば、その他の商品も、元々商品自体が小さいので、あえて「ウォークマン」といわなくても良いくらいにコンパクト化していました。
1992年※SONYは、次にMDを開発、発表しました。(SONYってやはり凄いですね!)当然、MDプレイヤー「MDウォークマン」が登場です。ITの進化はすごいスピードです。2000年以降では、ご存知のようにアップルコンピュータ(Apple Computer, Inc)のiPodに代表されるMP3などの電子ファイルをメモリーやハードディスクに保存し再生するタイプの携帯型デジタル音楽プレイヤーが主流となっています。この流れで分かるように、記録メディアの変革と共に、音楽の聞き方も室内から室外へと拡大し、歩きながら、運動 しながらなど移動中・作業中、最近の様に、パソコンや携帯電話などモバイル機器で聞くことを含めると、あらゆる空間がいまは音楽コンテンツを楽しむコンサート会場にもなります。
●いまさら聞けないけど「MP3」ってなに?
CDーRなど音楽の記録メデイアを購入し、インターネット経由でダウンロードして聞く、直接MP3プレーヤにダウンロードなどなど。今やそんな時代にあるのは説明しました。その配信ソフトの一つがMP3です。
MP3は、MPEG1 Layer-3 Audio規格の略称です。弁護士で国立情報学研究所客員教授岡村久道氏は自身のサイトで「MP3と著作権」というタイトルで冒頭こう語っています。「MPEG Audioとは、動画圧縮技術で著名なMPEGの音声部分データ圧縮アルゴリズム」「MPEG Audio は Layer が大きいほど圧縮率が高い。Layer-3(MP3)では、圧縮前のデータと比較して約10分の1という、信じられないような高圧縮率でありながら、CDに近い音質を保つという効率的な圧縮技術として注目を集めている。人間が聞き取ることが不可能な帯域の音をカットして圧縮するというのが、その仕組み」(引用:前述の岡村氏のサイト)と述べています。分りやすいので紹介しました。
2007年、色々と著作権で議論されている根本的なところは、MP3を使った音楽配信ではコピーによる劣化が無いこと、従ってコピー=ほとんどオリジナルというデジタル化の特色を考えると、IT時代にあって、コピーの濫用をどう防ぐかというテーマに向けて、いま多くの音楽業界関係者が熱い意見を述べているも当然の流れでしょうか。 (続く)
注)※印⇒コンパクトカセット以降の年代は「ウィキペディア」を参照させて頂きました。
ヤマダヒロミチ(サンズサンズ)
投稿者 Sunssons : 2007年01月30日 00:10